日産 クリッパー(3BD-DR18V・2026-)の純正ホイール諸元と、インセット・リム幅を変えたときにホイールがどれだけ動くかを一覧にしています。数値は規格表記から計算した理論値です。
| ホイール径 | 12 インチ |
| リム幅 | 4J |
| インセット | +45 mm |
| PCD | 100 |
| 穴数 | 4穴 |
| 純正タイヤサイズ | 145/80R12 |
| タイヤ外径 | 536.8 mm |
| 外側位置(ハブ取付面から) | 5.8 mm |
| 内側位置(ハブ取付面から) | 95.8 mm |
| 車両区分 | 軽自動車 |
収録データの備考(代表グレード・特記事項): スズキ・エブリイ(DA18V)OEM軽バン(旧称NV100クリッパー・日産FAQ上の世代名ZA1型)。代表=DX 2WD 5MT 870kg(全機種870〜1000kg。DX 2WD CVT 910・DX GL 910・GX 930・GXターボ 950)。NA CVT車は5BD-DR18V。※2026年5月一部仕様変更でDR17V→DR18V。日産公式諸元PDF(2026年7月)で確認。タイヤ145/80R12 80/78N LT・空気圧は軽積載時 前240/後260kPa(定積載時280/350)・ホイール12×4.00B/インセット45/PCD100は日産公式FAQ#6271(2024年3月法規対応以降・更新2026-05-07)。トルク85N·m(870kgf·cm)はベース車のスズキ公式Web取説 エブリイ 2026年5月版(99011-61U11-000)「パンク」章の値(日産FAQには締め付けトルク項が無い。同一車体のOEMのため採用・日産版取説での再確認が望ましい)
出典: メーカー公式諸元(裏取り確認日 2026-09-03)。グレード・年式によりホイールサイズは異なります。
クリッパーの純正 4J を前提に、インセットだけを変えた場合の位置です。「外側位置」はハブの取付面からリム外側まで、「内側位置」は取付面からリム内側までの距離で、いずれも理論値です。
| インセット | 純正との差 | 外側位置 | 内側位置 | 純正からの動き |
|---|---|---|---|---|
| +55 mm | +10 | -4.2 mm | 105.8 mm | 内へ 10 mm |
| +50 mm | +5 | 0.8 mm | 100.8 mm | 内へ 5 mm |
| +45 mm | +0 | 5.8 mm | 95.8 mm | 純正と同じ |
| +40 mm | -5 | 10.8 mm | 90.8 mm | 外へ 5 mm |
| +35 mm | -10 | 15.8 mm | 85.8 mm | 外へ 10 mm |
| +30 mm | -15 | 20.8 mm | 80.8 mm | 外へ 15 mm |
| +25 mm | -20 | 25.8 mm | 75.8 mm | 外へ 20 mm |
リム幅を広げると外側と内側に均等に広がるため、インセットも一緒に調整しないと外に出ます。下表は外側位置を純正と同じに保つために必要なインセットです。増やした幅はすべて内側に回るので、内側のクリアランスは狭くなります。
| リム幅 | 純正との差 | 同じツラになるインセット | 内側位置 | 内側の余裕 |
|---|---|---|---|---|
| 3.5J | -0.5J | +38.6 mm | 83.1 mm | 13 mm 広がる |
| 4J | +0.0J | +45.0 mm | 95.8 mm | 純正と同じ |
| 4.5J | +0.5J | +51.4 mm | 108.5 mm | 13 mm 狭くなる |
| 5J | +1.0J | +57.7 mm | 121.2 mm | 25 mm 狭くなる |
| 5.5J | +1.5J | +64.0 mm | 133.9 mm | 38 mm 狭くなる |
| 6J | +2.0J | +70.4 mm | 146.6 mm | 51 mm 狭くなる |
まずインセットの意味から。ホイールの取付面がリム幅の中心線よりどれだけ外側にあるかを mm で表した値です。クリッパーの純正は 4J で +45 mm、これを外側・内側の位置に直すと、ハブ取付面から外へ 5.8 mm・内へ 95.8 mm です。インセットが小さいほど外に出るという関係は一次で、+45 mm を +35 mm にすれば外側位置はちょうど 10 mm 増えます。
リム幅を 1 インチ(1J)広げると、リムは外側と内側にそれぞれ約 12.7 mm ずつ広がります。インセットを変えずに 1J 広げれば、外へ 12.7 mm 出ると同時に内側も 12.7 mm 詰まるということです。0.5J なら約 6.35 mm ずつになります。4J から 5J にしても外側の位置を純正のままにしたいなら、インセットを +58 mm 付近にします(純正 +45 から約 13 mm 増やす)。ただしこの場合、広げた分がすべて内側に入るので、内側のクリアランスは約 25.4 mm 減ります。
はみ出しの扱いは2017年6月22日の保安基準改正で変わりました。最外側がタイヤの部分であれば、タイヤ中心から前方30度・後方50度の範囲に限り、突出量 10 mm 未満まで認められます。見落としやすいのは適用範囲で、乗用自動車(3・5ナンバー)だけが対象です。1・4ナンバーの貨物車はタイヤでも不可。ホイール(リム)が出るのは緩和の対象外で、こちらは一切認められません。さらにクリッパーは軽自動車なので、全幅 1.48 m 以内という規格そのものにも効いてきます。左右に出した分は全幅に直接効くため、登録車より余裕がありません。規格を超えると軽自動車として登録できません。
スペーサーを入れると、その厚みぶんホイールが外へ出ます。インセットを同じ数値だけ減らすのと等価と考えて差し支えありません。内側のクリアランスはその分増えるので、内側の干渉対策として使われることもあります。一方でハブボルトのかかり量が確実に減ります。ネジ山の掛かりが不足すると脱輪につながるため、厚みのあるスペーサーを使う場合はロングボルト化を含めて整備工場に相談してください。
外側の見た目に気を取られると内側を落とします。サスペンションアーム、ダンパー、ブレーキキャリパー——干渉するとしたらこのあたりです。リム幅を広げてインセットも増やす(内側に寄せる)設定では、増えた幅が全部内側に回るぶんリスクが上がります。チェックは必ずハンドルを左右いっぱいに切った状態とサスペンションが縮みきった状態の両方で行ってください。静止状態だけでは当たりません。
もう2つ、寸法以外に見るところがあります。ひとつはハブ径(センターホール)で、ホイール側が車両のハブより小さければそもそも入らず、大きければ入るもののハブリングでセンターを出さないと走行中に振動が出ます。もうひとつがナットの座面形状(テーパー60°/球面/平面)です。ここが合っていないと正しく締結できません。脱輪に直結する部分なので妥協できません。クリッパーの座面形状と締め付けトルクはクリッパーの締め付けトルクページで確認できます。
クリッパーは軽自動車なので、外へ出す変更は全幅 1.48 m の規格に直接効いてきます。登録車より余裕が小さいことを前提に、控えめな設定から試すのが安全です。
法令の数値は 2026-08-02 時点で一次情報を確認しています(国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第178条(車枠及び車体・回転部分の突出)/国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第85条(最低地上高))。突出量 10 mm 未満の緩和は2017年6月22日適用の一部改正によるもので、上記PDFは改正前の版が公開されています。本ページの計算値は理論値であり、車検の合否を保証するものではありません。
PCDと穴数が同じ車種です。ホイール流用を考えるときの出発点になりますが、これだけでは装着できません。ハブ径・インセット・ナットの座面形状まで合っている必要があります。
本ページに掲載する外側位置・内側位置・必要インセットなどの数値は、ホイールとタイヤの規格表記から計算した理論値です。実際の位置は銘柄ごとのリム形状・タイヤの断面形状・空気圧・荷重・キャンバー角により変わります。
純正ホイールサイズ(インチ・リム幅・インセット)・PCD・穴数・純正タイヤサイズは、各メーカーが公開している諸元表等をもとに代表グレードの値を掲載した参考情報です。同一車種でも年式・グレード・仕様により異なります。実車のホイール裏側の刻印で必ず確認してください。
掲載しているインセット・リム幅の組み合わせは、外側位置の計算のみを条件に機械的に算出したものであり、お乗りの車両への適合を示すものではありません。実際に装着できるかは、フェンダーとのクリアランス、ブレーキキャリパーとの干渉、ハブ径(センターホール)、ナットの座面形状、荷重指数まで満たしてはじめて決まります。車検の合否を保証するものでもありません。装着前に必ずタイヤ・ホイール販売店または整備工場でご確認ください。
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